みかん少量で“手の平が黄色”病気の可能性

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日テレNEWS24

みかんを食べ過ぎると、手のひらが黄色くなることがある。一体なぜなのか、そのワケを取材した。
みかんを食べすぎて手の平が黄色くなることについて…
北品川藤クリニック・石原藤樹院長「みかんを食べて簡単に肌が黄色くなる人は、重大な病気の可能性があります」
みかんを食べ過ぎて、手のひらや足の裏が黄色くなる症状を柑皮症という。この柑皮症自体には体に害がなく、みかんの摂取をやめれば元に戻るのだが実は、その乾皮症になるまでの過程に問題があるという。
石原院長「みかんの中にはβ―クリプトキサンチンというカロテノイドという色素の仲間が含まれていて、それが体に多く入りすぎると脂肪にくっついて皮膚の下に沈着するので皮膚が黄色くみえるようになります」
このβ―クリプトキサンチンは、体内に入ると主に肝臓でビタミンAに変換されるが摂取しすぎると変換できなくなり、余った分は血液中の脂肪に溶けて皮膚に沈着する。
脂肪に溶けやすいことから、身体に脂肪が増えると柑皮症が出やすいといわれている。
言い換えると少量のみかんで柑皮症になる人は、血管に流れる脂肪が多いと考えられ、糖尿病とか脂質異常症とか体に脂がたくさんたまりやすいような病気の恐れがある。
ほかにもビタミンAに変換できなくなっていることも考えられ肝臓が弱っている可能性があるという。
みかんの食べ過ぎで肌が黄色くなっても問題はないが、少量のみかんで黄色くなったら注意が必要だ。