北海道“巨大地震予測”もし冬に起きたら…

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日テレNEWS24

政府は19日、北海道の千島海溝沿いでも、東日本大震災のような「超巨大地震」が起きる恐れがあると発表しました。北海道ならではの地震対策が求められています。
千島列島に沿って北海道の南東部にいたる千島海溝。政府はこの千島海溝沿いで東日本大震災規模の超巨大地震が起きる可能性があり、その確率は今後30年で最大40%にのぼると発表しました。
この大規模な地震が起きた場合、大きな津波も発生する可能性があります。北海道が作成した超巨大地震発生時の津波シミュレーションでは、広範囲にわたって津波が到達することが予想されています。国は今後、具体的な津波の高さなどを想定し公表するとしています。
この津波の到達が予想される自治体によると北海道ならではの対策が必要になるといいます。それは冬の時期を想定した対策。冬の北海道では路面の凍結や積雪によって、避難経路の変更が必要な場合もあります。また、積雪が多い場合は除雪の有無が避難経路を確保する上で非常に重要です。
浜中町などでは防寒具を非常用持出袋に入れる、または常に手の届く場所に置くよう指導しています。釧路市では地震発生直後の避難先を原則、室内とするため、民間のホテルや商業施設を活用し市内のどこにいても、およそ1キロ圏内に避難先を確保するとしています。
津波だけでなく寒さからも身を守る事が重要になるのです。