英語習得、トレンドは“短期間での効果”

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日テレNEWS24

 いま、3か月などの短期間での英語の習得を目指す英会話教室が人気となっている。どのように英語を習得するのだろうか。
 そもそも英会話を短期間で習得することは可能なのだろうか。麗澤大学・外国語学部の大関浩美准教授は―
 「まず目的を絞って、自分はどこに弱点があるのか見定め、ピンポイント的にトレーニングしていけば短期間で効果はあげられる」
 いま英語力を求める職場の増加を背景に、90日など短期間での習得を目指す英会話教室が人気だという。ケース別に見てみよう。
【ケース1】専属トレーナーによる完全マンツーマン
 プライベートジムで知られるRIZAPが去年立ち上げた「RIZAP ENGLISH」。専属トレーナーによる完全マンツーマン制で、レッスン日以外にも1日3時間の学習が課され、その状況をメールで報告し、スケジュールの管理もしてもらう。
 受講者「トレーナーが全部解析して、苦手なパートに対して、力を入れて教えてくれる」
【ケース2】スピーキング一点集中
 現在、入会待ち1か月という「スパルタ英会話」。その特徴が、ひたすら同じフレーズを繰り返すスピーキング一点集中のトレーニング。インバウンド対応が必要な企業への研修も行っているという。
 「使われるであろうフレーズをたたき込んで、実際に使えるところまで言ってもらう」(スパルタ英会話 代表取締役 小茂鳥雅史さん)
【ケース3】受講者のニーズに合ったオーダーメード型
 開設から受講者数が5倍に増加しているという「ENGLISH COMPANY」。
 「第二言語習得研究の知見を応用したトレーニングを実施しています」(恵学社 ENGLISH COMPANY 田畑翔子担当部長)
 母国語でない第二言語を習得するポイントは、(1)目的を明確にする、(2)聞く・読む量を増やす、(3)弱点に気づき克服することだという。
 例えば、ある人の場合、語彙(ごい)力がまだ不足で、リーディングがあまり得意ではない。そこで品詞を瞬時に判別するトレーニングなどを実施し、文章構造を早く正確に理解するためのレッスンを展開している。