エアハイパーレスキューの知られざる役割

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日テレNEWS24

消防関係の仕事初めの行事“出初式”では、消防車の演習などのデモンストレーションが行われる。今月6日に行われた東京消防庁の出初式でも登場したエアハイパーレスキューの知られざる役割を紹介する。
エアハイパーレスキューは、ヘリコプターを駆使して、いかなる災害に対しても迅速かつ的確な消防活動を行うことを目的に創設された。
任務その1「孤立地域などでの活動」。
陸路などからの接近が困難な場合、ヘリコプターから部隊を現場に迅速に投入。
ラぺリングというすばやく降下できる技術を使うことで、短時間で多くの隊員を下ろすことができる。ヘリコプターが着陸できなくても隊員は現場で活動できるため救助者を短時間で収容し病院へ搬送することが可能だ。
さらに救出用ゴンドラを導入。1度に最大15人を救助することができるため被災地などに長時間取り残されることが解消される。
任務その2「高層ビル火災での活動」。
都心部で進む高層マンション建設だが、はしご車が届くのは約14階までだ。それ以上の高さになると消火活動は困難になる。そこで、ヘリコプターに取り付けられたのがブーム式消火装置だ。毎分600リットルの水を高層階の火災現場にピンポイントで放水できる。これからの都市防災の一翼を担う装備だ。テロや大規模事故などの負傷者搬送も任務だ。
エアハイパーレスキューとは、高度な技術を身につけた隊員が最新の機材を駆使して日本の安全を守る部隊なのだ。