「休み方大事に」岐阜市の教員に16連休

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日テレNEWS24

世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「岐阜市の学校教員に16連休」。未来のオフィス空間を提案・追求している「Vitra日本法人」の代表取締役・片居木亮氏に聞いた。
岐阜市内の小中学校など69校で、今年の夏休み期間中、16日間を「閉庁日」とする試みが始まる。日直の業務などを行わず、部活動も全国大会が迫る場合などを除いて原則休みとなる。
市の調査では、該当する教員約2000人のうち、12.5%ほどが、ひと月の時間外勤務が「過労死ライン」とされる80時間を超えていたという。ネット上では「全国的に見習うべき」という意見がある一方で、「夏に大会がある部活が多いから心配」「連休のツケがどこかに出てくるんじゃ…」と様々な意見があった。
――片居木さんに、この話題についての意見を書いていただきました。
私は「ワークライフミックス」というものを用意しました。まず、最初にオフィスの視点からなんですけど、特に企業の総務の方ですとか、働き方改革について話すことが多いんですね。働き方改革というのは、どうやって生産的に働くかというところがたぶん大事になっていて、同時に休み方もすごく大事になってきます。
と言いますのは、今まではワークライフバランスといって、例えば朝から6時まで働いて、この後はプライベートとはっきり分かれたんですけど、今、例えば仕事の後に、誰か気になるビジネスマンに会いに行ったりとか、仕事とプライベートがミックスしている状況があると思うんですね。
そうなってくると、休み方がさらに大事になってきていて、なかなか日々休むことができませんので、まとまった形で、しっかりと決めて取るということが大事になっていくと思っています。
――休みの質が大事ですよね。
そうですね。特に企業の場合は、休みの質を上げるために、例えば会社が10日間休みをあげますと、そのときに仕事をしなくていいですと、その仕事も他の人がサポートしてくれたり、そういった環境が必要だと思いますし、学校の先生であれば、なおさらリフレッシュして、子どもに会うのが大事だと思います。
――そういう意味では(岐阜市の試みは)新しい一歩となりましたよね。
そうですね。