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※ 視聴回数は1日1回更新されます。 車イスヒッチハイクで「気軽な助け合い」の普及活動などを行っている寺田ユースケさん。このHELPUSHプロジェクトとは一体どんな活動なのか?
車いすに乗り、ヒッチハイクする男性。見ず知らずの人たちの助けを借りながら、車いすで日本全国を旅している。“気軽な助け合い活動”を提唱するのは、寺田ユースケさん(27)。車いすを押してもらったり、ヒッチハイクしたりして日本各地を巡る。
寺田さんは“脳性まひ”のため、生まれつき両足に障害がある。寺田さんはこう語る。
「すべての人が気軽に助けてと言えて、気軽に後押しができる世の中になったら」
そんな思いがきっかけで、今年4月から旅をスタートさせた。途中、東京に帰ることもあるが、3年かけてすべての都道府県を巡る計画だ。
6月、福井県の三国駅に寺田さんの姿があった。この日の目的地は、直線距離で約3キロ先の観光名所“東尋坊”だ。歩いている人の姿は見当たらなかったが、1台の車が止まってくれた。
「うわーうれしい。こんなにすぐ止まってもらえるとは思わなかった」
助けてくれたのは、買い物に行く途中だった地元の女性。今回は順調に助けを借りることができたが、難航したときは、インターネットのライブ配信で助けを求めることもある。
車で10分、東尋坊へ到着した。別の人の手も借りて岩場にも下りることができた。多くの人の助けによって眺めることができた絶景に、寺田さんはこう思いを吐露する。
「みんなのおかげで見られた景色。ありがとうございます」