“意志”で選択すべし「地域限定正社員」

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世の中で議論を呼んでいる話題についてゲストに意見を聞く「opinions」。今回のテーマは「就活生の7割 地域限定正社員を希望」。社会の未来をつくる事業創出を行うオフィス家具メーカーのイトーキCSW事業部総括プロデューサー・戸田裕昭氏に聞く。
“地域限定正社員”とは、勤務地を限定し、転勤や転居がない社員のこと。定着率・作業効率が向上する半面、転勤がない分、給料が安い場合もある。
そんな地域限定正社員について、ある調査研究機関が約5000人の就活生を調査したところ、「応募したい」「処遇に大きな差がなければ応募したい」という回答が、合わせて72.6%となった。ネット上ではこんな声があがっていた。
「結婚・出産まで見聞を広めたほうがいい」
「子どもを思えば転勤はないほうがいい」
「差があるのは当然。不満なら転勤すればいい」
――戸田さんに、この話題についてのご意見をフリップに書いていただきました。
「意志」。地域限定社員を選ばれるのも全然いいと思いますし、何をやるにしてもいいと思うんですけれども、本当に自分の意志でやることを選択してほしいなと思います。
自分の人生なので、自分で決めたことを責任を持ってやり遂げていく。例えば今だと、消滅可能性都市や少子高齢化という中で、もしかしたら地域に残らなければいけないんじゃないかという責任感が生まれて、こういうことになっている可能性もあるのかなと思っています。
本当に、自分の幸せとは何なのかということをよく考えて、今やるべき選択をちゃんとしてほしいなと思います。
――意志があれば、どんな決断でも自分が責任を持ってできると。
そうですね。自分で決めたことなら自分の責任なので、誰かのせいにはできない。みんな頑張っていただけるといいなと思います。