“引っ越し難民”急増 3つの理由とは?

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日テレNEWS24

今年の春は、引っ越し業者の予約が取れない“引っ越し難民”と呼ばれる人たちが続出しています。引っ越し業界を取材すると、いくつかの理由が見えてきました。
引っ越ししたいのにできないという“引っ越し難民”が急増。中には何社にも断られたという人もいました。
全日本トラック協会がホームページに掲示する混雑予想によると、3月下旬~4月上旬までが混雑のピーク。全日本トラック協会・輸送事業部の礎部長はこう話します。
「ドライバー不足もありますし、作業員が足りない。今いろんなことが起こっている」
全日本トラック協会によると、引っ越し難民が増えている背景には“3つの理由”があるといいます。
■理由1:人手不足
家具を階段で運搬するなど体力のいる仕事なため、作業員が不足しがちだといいます。そんな人手不足の中、年間約2万件の引っ越しを手掛ける“アップル引越センター”では、更なるダメージがありました。待遇改善をした大手の宅配業者に、従業員の約1割が転職してしまったそうです。
■理由2:1日あたりの対応可能件数の減少
長時間労働の見直しで、1日あたりの対応可能件数が減ったといいます。
■理由3:見積もりサイトによる価格競争の激化
引っ越し費用の低価格化が進んだため、廃業してしまう業者が増えたといいます。全日本トラック協会は、今の状況が続くと、ますます引っ越し業者が減ると分析しています。