いまさら聞けない「カーリングの基礎知識」

視聴回数250,145

※ 視聴回数は1日1回更新されます。
(c) Nippon News Network(NNN)

日テレNEWS24

まずは基本ルール。1チームは4人で、1人が投げて、2人がこすり、残り1人が指示を出します。指示を出すのがリーダーです。ストーンと呼ばれる石を相手チームと交互に1人2回ずつ投げ、両チームで合計16回投げ終わると、1エンドとなります。これを10エンド繰り返します。
1エンドに得点できるのは、ハウスと呼ばれる円の中心に1番近いチームだけ。中心に近い場所にあるストーンのチームが得点となり、相手のストーンより内側に2つある場合は2点が入ります。どちらが中心に近いか微妙な場合は専用のメジャーが登場。正しい位置を測って得点チームを決めます。
さて、カーリングを知る上で重要なのが「ブラシ掛け」。何のために氷の上を掃くのでしょうか。この動きをスウィーピングといい、カーリング誕生当時はホウキを使っていたそうです。
現在使われるブラシの裏はナイロンなどでできています。こすることで氷の表面が溶け、水の膜ができるので、ストーンが滑りやすくなり距離が伸びます。ストーンに回転をかけて投げた場合、こすると摩擦が減りカーブが緩やかになります。こするのをやめるとカーブがかかり出し、相手のストーンをよけて中心を狙うことができるのです。
さて、あの謎の掛け声はどうでしょう。「ヤー」や「ヤップ」はこすれという指示、「ウォー」や「ノー」はこするなという指示です。カーブのかかり具合や滑らせる距離を調整するために、この掛け声があるのです。
最後に、選手のくつの裏はどうなっているのでしょう。滑らないゴムと摩擦の少ない樹脂などでできていて、左右が違うので歩いたり滑ったりすることが可能になります。