40年前の娘の姿を…“思い出”家電修理人

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日テレNEWS24

使い慣れた電気製品が壊れてしまった。けど、古すぎて修理できない!そんな時に頼れる“修理の達人”が三重県にいます。今回、依頼されたのは、動かなくなった8ミリ映写機。“達人”は修理できたのでしょうか?
“思い出”家電修理人の今井和美さんの得意な修理は、メーカーも断わるような古すぎる家電製品です。この日の依頼は、今まで手がけたことのない物でした。
押し入れから見つかったという8ミリフィルムの映写機です。依頼主の男性は40数年前の娘の姿をもう一度見たいといいます。映写機を点検しながら今井さんは――
「接触不良か何か他に故障があるんでしょうね」
思い出を取り戻す作業が始まります。「直したい人の気持ちに応えたい」。それが今井さんの信念です。
数日後、映写機が帰ってきました。依頼主の娘やその子どもたちが見守ります。いよいよ上映開始。40年前の思い出がよみがえります。
「エロいやつや!」「こりゃいかん」
なんと、昔、依頼主が友人にもらったという成人向けの映画が上映されてしまいました。今度こそ娘の姿を…。
「出てきた出てきた!」「かわいいやろ」
2、3歳ごろの娘のかわいい姿です。当時30代のお父さんとのシーンもありました。
家族の思い出を届ける今井さん。しかし、奥さんはちょっと不満も。
「すぐ直してくれるから、なかなか新しい家電が買えない」
嫁入り道具の洗濯機は、“いまも”稼働中です。