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※ 視聴回数は1日1回更新されます。職場で労働者の健康管理に当たる医師“産業医”。その産業医が教える「心の健康不調に1日で気づける3つのポイント」を紹介する。
いま、働く人の4人に1人が心の健康状態に不調を感じている。そこで、大手企業など数十社の産業医を担当する三宅琢医師が、働く人へアドバイスをくれた。
■ポイント1“感情を出せていない”
三宅さんによると、「本当は笑いたいのに、我慢してまじめな顔をしている。その状態が続くと、心のエネルギーを使って疲れる」とのことだ。
感情を表に出せていないということは、心と体が一致していない状態だ。感情の起伏のコントロールも大事だが、我慢し続けることはよくない。
■ポイント2“ぼんやりできる時間がない”
「すべての情報から切り離す瞬間って、働く人の勤務時間にほとんどない」と語る三宅さん。常に仕事と家庭のことばかりで、ひと息つけない状態は脳に負荷をかけ続けていて、心の健康状態にも影響を与えるという。
三宅さんによると、「何も考えず、ぼーっとする状態を作る」ということだ。
■ポイント3“自分へのご褒美がない”
三宅さんによると、「仕事がうまくいっている人は、自分に対するご褒美の作り方が上手」だという。公園でひと休みするもよし、スイーツを食べるもよし。計画的にご褒美という中間ゴールを設けることで、業務効率はもちろん、心の健康も保てるという。
最後に三宅さんはこう話してくれた。
「ひと息つく瞬間が少ない、笑ったのはいつだろう…そういうところで、自分は疲れているのかなという気づきにしてほしい」