“茶道ロボ”真面目に開発したら笑われた

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日テレNEWS24

日本の「わびさび」の精神を体現した茶道の振る舞いをロボットが再現し、ネット上で話題になっている。どんなロボットなのだろうか。
お茶をたてて、お茶菓子を出す。茶道のおもてなしをするために開発された茶道ロボ151A。抹茶を入れて、お湯を注ぎ、茶せんで素早くかき混ぜる。ガシャガシャとかき混ぜるこの動作、風情はあまりない。
しかし、きめの細かいふんわりとした泡立ち。最後は茶わんを回し、茶わんの正面を正してお出しする茶道の作法も取り入れている。
このロボットをつくったのは「aNo研」のみなさん。モノづくりが好きだったという3人による同好会だ。プログラミング担当のネモさんに、機械担当の工場長。そして、プロジェクトを管理するリーダー。おもしろいものをつくろうと去年8月から活動をスタートし発明品の第1号が茶道ロボだった。
日本のおもてなしを伝えるロボットとして、満を持してイベントでお披露目したところ、お茶をたて始めたとたんに笑いが起きてしまったという。
aNo研 リーダーの橋本尚人さん「笑われるという“おもしろい”ではなく、興味を持ってもらうという意味の“おもしろい”だったんですけど、結果的には良かったかな」
真面目に開発したら、笑いを誘うロボットができてしまったという3人。茶道ロボは今年8月に開催される、モノづくりアーティストの祭典“Maker Faire Tokyo”への出展を目指している。それまでに、笑われずにお茶がたてられるよう改良していくそうだ。