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※ 視聴回数は1日1回更新されます。主に小学生が卒業式で着るための服、“卒服”。最近は、オシャレなデザインの卒服も登場している。多様化する今どきの卒服事情を探った。
訪れた“ピンクラテ ソラド原宿”には、定番の制服風にワンピース、さらには袴セットまで並んでいた。盛り上がりの理由をピンクラテ事業部長の小林さんに聞いてみると、「卒業式に対する“コト消費”が高まっている」とのことだ。
人気ティーンズブランドであるピンクラテは、2年前から卒服の販売を開始。売り上げは初年度の3倍に増加していた。取り扱い時期も年々早くなり、前年の秋には販売をスタートしていて、年明けには品薄が相次ぐという。この人気の背景には何があるのか?小林さんはこう語る。
「インスタ映えなど、コトを楽しみSNSにあげるのが定着している。好きなブランドやモノでセレモニーを盛り上げる志向が高まっている」
さらに、転売が日常的に行われるようになった昨今、フリマアプリの台頭が、使用機会が限られた卒服の購入を後押ししていると分析している。
ハレの日は特別に――普遍の思いと、今どきの消費スタイルが卒服人気を生んでいた。