1.17 阪神・淡路大震災の記録

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日テレNEWS24

人々の意識を変えた阪神・淡路大震災。1995年1月17日午前5時46分発生。死者6434人、負傷者4万3792人、神戸市や西宮市を中心に兵庫県や大阪の広い範囲に被害をもたらした。
被害の大きな特徴は住宅の倒壊だった。古い木造住宅は形をとどめないまでに崩れ、頑丈と思われていた鉄筋コンクリートのビルや高速道路までもが倒壊した。大都市を直撃した震災。その光景は多くの人々に衝撃を与えた。
地震は冬の朝ということもあり、コンロやストーブを使っている家庭も多く各地で火災が発生した。がれきに阻まれ思うように進まない消火活動。火はどんどん広がり、街は3日間燃え続けた。
震災後、生活に不可欠な電気、ガス、水道、通信などのライフラインが断たれ、人々は不便な生活を強いられた。家を失った人は仮設住宅で生活するようになる。住み慣れた場所を離れての暮らし。心身にストレスを感じた中で発生する高齢者の孤独死が問題視された。一瞬で、当たり前のようにできていたことができなくなる。それが震災だと多くの人々が感じた。
そんな中、被災地には各地から多くの物資が送られボランティアが被災者を支援した。「困っている人を助けたい」人々に支援の意識が生まれたことから、阪神・淡路大震災の年に“ボランティア元年”という言葉が生まれた。