“男社会”警察組織で必要とされる女性警官

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日テレNEWS24

まだまだ「男の職場」というイメージがある警察だが、時代のニーズにあわせ、女性警察官の活躍の場も少しずつ広がってきている。
“男社会”といわれる警察組織でいま必要とされる女性警察官。この日、都内のマンションに入っていく千葉県警の捜査員。その中にも、女性警官の姿があった。岡本美樹子巡査部長、千葉県警の現役刑事だ。偽ブランド品を販売した疑いがもたれている中国人の女。
岡本巡査部長「どう?間違いない?」
中国人の女「逮捕したらどうなるの?刑務所行くの?」
事件捜査の最前線に立ちながら、家に帰ると2人の娘のママだ。夫の徹さんも千葉県警の刑事で、保育園の送りなど夫の協力もかかせない。
午前8時すぎ、勤務先の市原警察署に出勤。近年、女性が被害に遭うことが多い性犯罪やDVなどが増加傾向にあるため、女性の気持ちを理解できる女性警官のニーズが高まってきている。
定時より30分早く退勤。時短勤務で働けるよう警察署全体で岡本さんを支えている。
岡本巡査部長「実際、時短勤務も取らせてもらって、そういう協力の中でできている」
女性警官は交番勤務にも増えている。桜井楓巡査は現場1年目の新米女性警官だ。この日、息子が暴れていると50代の女性から通報があった。
母親「縁を切りたいもう…あんたも私も限界だ」
涙ながらに訴える母親の背中を桜井さんがさすってなだめる。
桜井巡査「背中をさする方が落ち着くかなとか、話を聞いて共感しながらもなだめるように、そうすれば少しでも良くなるんじゃないかなと」
女性警官がより活躍するため、警察の“働き方改革”は始まっている。