障害者スポーツ=多くの人ができるスポーツ

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日テレNEWS24

 世の中で議論を呼んでいる話題について意見を聞く「opinions」。今回の話題は「障害者スポーツ 実際に観戦は?」。障害のある子供がスポーツや夢に挑戦できる環境づくりにも取り組んでいるパラアイスホッケー日本代表候補・上原大祐氏に意見を聞く。
 東京都の調査によると、障害者スポーツやパラリンピック競技をテレビなどで観戦したことがある人は70%なのに対し、実際にスタジアムなどで観戦したことがある人は、わずか1%だった。ネット上ではこんな声があがった。
「そもそも興味がない」
「生で見ると激しくてすごい迫力」
「もっと盛り上げてほしい」
――上原さんに、この話題についてのご意見を書いていただきました。フリップをお願いいたします。
 「障害攻略」。まだまだパラリンピックは障害者スポーツということで、健常者のみなさんが「障害者だけのものである」と思っている部分があると思うので、そういうみなさんのマインドを攻略するだとか、あとは、障害者スポーツというのは、障害者にしかできないスポーツではなくて、わりと誰もができるスポーツなんですね。
 というのは、私が「走ってバスケットボールしてください」と言われてもできないんですけども、みなさんが車いすに乗ってバスケットボールというのは可能なんです。ということは、もっともっと多くの人ができるスポーツが、本来はこの障害者スポーツであるということなので、みなさんがもっと“自分事化”して、「自分のものじゃないな」という部分を攻略していけたらいいなと思っているんですけどもね。
――その垣根が取れるといいですね。
 そうなんですよ。私も12月に健常者のみなさんも楽しめる障害者スポーツや、車いすスポーツなどの体験会、運動会をしますので、ぜひみなさんに参加していただいて、「これって私たちもできるものなんだな」ということを感じてもらえるとうれしいなと思います。
――色んな事にチャレンジしているとおっしゃっていましたが、例えばどんなことにチャレンジされるんですか?
 1つは“ダブルダッチ”という、縄跳び2つでピョンピョン跳ぶやつなんですけども、車いすの人にできないだろうということをどんどんやっています。
 人に「障害とはなんぞや」みたいなところをわかってもらえるように、自分を通して攻略していく。そんなことをしております。
――スポーツを通すと、みんなでわかり合いやすくなりますよね。
 そうなんですよ。