“LGBTがいて当たり前の場所”をつくる

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日テレNEWS24

 NPO法人グッド・エイジング・エールズ代表の松中権氏。松中氏は、LGBTの人たちが前向きに自分らしく生きられる社会を目指している。2020年までに1万人のセクシュアルマイノリティーを撮影し、公開するプロジェクトを展開。また、LGBTの人たちが暮らしやすいシェアハウスなども運営している。
――LGBTの人たちが暮らしやすいシェアハウスとは、どういう家なんですか?
 シェアハウスというのは、いろんな方々が一緒の家に暮らすというスタイルなんですけど、特にLGBT、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーなどのセクシュアルマイノリティーといわれる方々は、普段の生活では、自分のことをカミングアウトしていない方もすごく多いので、なかなか自分の大切な部分を言えないんですね。
 ただ家というのは、人生の中でも結構な時間を過ごすので、その時間だけでも自分らしくいてほしいということで、シェアハウスで、今、僕たちがやっているのは、13部屋を半分LGBTの方々、半分LGBTじゃない方々に住んでいただいています。「LGBTって当たり前だよ」という方々が、そこで一緒に暮らしているので、特にストレスなく、日常生活を送れるようになっています。
――ありのままを受け入れて、生きるというようなものがシェアハウスというわけですね。
 そうですね。僕たちの活動する“場づくり”ということをメーンにしてますので、職場とか、サード・プレイスとか、いろんな場所にLGBTがいて当たり前だよという場所に変えていきたいと思っています。