視聴回数196,651回
※ 視聴回数は1日1回更新されます。 日本テレビの報道番組「Oha!4 NEWS LIVE」の大野伸プロデューサーは、経済部では記者、そしてデスクとして郵政民営化など、激動する日本経済を伝えた。また外国人増加を背景とした犯罪の国際化なども取材。この秋、イスラエル政府の招へいを受け、現地の政治なども視察した。イスラエルという国について、詳しく話を聞く。
――イスラエルをとりまく情勢に動きがありましたね。
そうですね。やっぱりイスラエルというのは、ヨーロッパ各地でユダヤ人が迫害されたあとにできた、言ってみれば“悲願の建国”なわけですね。それだけに、現地に実際に行ってみると、国を守る意識というのは非常に高いんですね。
男性も女性も全員、徴兵が2~3年あります。でも、それを彼らは非常に誇りに思って参加しているという実情がありました。そういう状況なので、ただですら聖地のエルサレムを守るということは譲れない。それに、トランプ米大統領が拍車をかけてしまったのかなというのが率直な印象。なかなか簡単には解決しないだろうなと思っています。
一方で、だからといってイスラエルは戦争一色の暗い国なのかというと、全くそんなことはなくてですね。イスラエル人というのは、“スーパーポジティブ”なんですね。ものすごく前向きでして。
近年、イスラエルでインターネット系を中心に起業が相次いでいるんですけども、彼らは失敗しても、「世の中に対してまだ早かったんだ」と…つまり、自分の考えの方が世の中より先を行っていたんだということを思って、またチャレンジをする。そのような、“中東のシリコンバレー”のような一面もある、様々な顔がある国というのが行った印象ですね。
――ソフトバンクがAI、IoTの企業と協業するということで、方向性を探っているというニュースもありましたけれども、技術の面でも注目されているということですね。