日本の若者の価値観や生き方など、幅広い分野が専門の社会学者・古市憲寿氏。同世代の本音を代弁する論客として、テレビの司会やコメンテーターとしても活躍している。率直な発言で、時にネットで炎上するが、当の本人は、あまり気にしてないようだ。
――古市さん、今週も炎上していましたね？
若干、テレビ番組で炎上したことはあるんですけど、でもこうやって炎上すると「狙ってやってるんでしょ」と言われるんですけど、全然狙ってやってることはなくて、もしも狙って炎上できるんだったら、もっといい話題でみんなを盛り上げるんだけど、これだけ批判されてるってことは、狙えてないってことで。まったく、そう、狙い通りじゃないんですよね。
――でも、批判の意見も引き出したいとかいう思いではない？
あんまり別に、思ったことをいっているだけで。安室さんのことも最近ベスト盤を出されて、まあ新しいアルバムで、昔の曲を歌い直しているんですね。歌い直した曲が「昔のほうが良かった曲もあるよね」と言っただけなんですけど、やっぱり「今が一番」と思ってる方からすると「イラッ」ときたみたいで、批判はされましたけど。
――でも自由に発言することは、大切ですね。
そうですね、はい。そう思っています。