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※ 視聴回数は1日1回更新されます。 共働きや深夜まで働くことが増え、夜まで子どもを預けられるニーズが高まっている。認可を受けた夜間保育所を取材した。
午後10時、スヤスヤと眠る子どもたち。ここは夜でも子どもを預けられる夜間保育所だ。千葉県松戸市にある「さわらびドリーム保育園」は2014年にできた県内唯一の認可夜間保育所だ。
定員は30人だったが、行政の了解のもと現在44人の保育を行っている。様々な職業をもつ親から入所希望が相次いだためだ。こうした夜間保育所もあり、松戸市は2年前から待機児童ゼロを達成している。
しかし、認可夜間保育所には課題がある。全国に約2万3500か所ある認可保育所のなかで、わずか81か所しかないのだ。夫婦共働きや店舗の深夜営業は増加しているが、夜まで子どもを預けられる環境の整備は遅れている状況だ。
兼島さんはシングルマザーとして子育てをしながら、午前7時半から午後9時を基本に子どもを保育所へ預けている。夜間保育所に入るために近くに引っ越してきたという。
兼島さん「接客業をしているので午後5時にあがるのは難しい。それが夜間保育があることで午後7時とか8時まで働ける。それでここを選びました」
この保育所にはひとり親家庭はもちろん11人の外国人も通っている。ウズベキスタン国籍のカユモワさんは、長い日は10時間勤務。夫もコンサルティング会社で夜遅くまで働き、夜間保育所に子どもを預けている。
カユモワさん「2人目も生まれるので、ここしかないと思っていた」
ニーズはありながらも、なかなか増えない夜間保育所。さわらびドリーム保育園の三浦園長は「保育所がないから仕方がない。親が仕事をセーブするしかない。あとは夜間保育をやるためには夜間をみる保育士が必要でそういう点でも難しい」と語る。