いま目の前の夢をかなえる介護CMだったら

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日テレNEWS24

 介護の職場の人材確保につなげようと、千葉県がイメージアップを図るユニークなCMを新たに制作し、インターネットなどで公開を始めた。全国の介護施設などで人材育成や講演を行っている介護福祉士の杉本浩司氏に話を聞いた。
 ネット上ではこんな声が上がっている。
「まずは第一歩ってとこですか」
「確かにイメージアップが必要な職種だ」
「イメージだけじゃなく給料も上げて!」
――この話題について杉本さんの意見をフリップに書いていただきました。
 「行動○ 表現×」です。行動しないよりは、行動することがすごく大事なのでいいことかなと思います。
 しかし、表現方法としては、懸垂したり、ダンスしたり、カラオケしたりするシーンだけを流してしまうとそういうことをするのが介護の仕事なのかなと思われてしまうので、そういった意味ではイメージアップにはつながらないかなというのが正直なところです。
――どのような表現にしたら良かったのでしょうか?
 介護が必要で申し訳ないと思っている障害者や高齢者がいます。そういった方々に対して、私たちが関わることで例えば、寝たきりの方が一泊の温泉旅行ができるようにする。さらには、ミュージカルを観に行きたい、お墓参りに行きたい、釣りに行きたい、寝たきりでおむつが必要な方をトイレで排せつできるようにする、歩けない方を歩けるようにする。そういういま目の前にある夢をかなえること、幸せをプレゼントすることこそが、私たちの仕事なのでそういったCMにしてくれたら、もっとわかりやすかったかなと思います。