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※ 視聴回数は1日1回更新されます。 世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「6人に1人、トイレのあと手を洗わない?」。総合南東北病院の外科医長・中山祐次郎氏が手洗いの“メリット・デメリット”、そして“コツ”を語る。
消費者庁が行った調査によると、「トイレのあとに手を洗わない」と答えた人は15.4%。実に6人に1人が手を洗っていないという結果となった。ネット上ではこんな声があがった。
「手を洗わない人ってそんなにいるの?」
「女性も指先をぬらして髪でふく人がいる」
「やっぱり小さいころのしつけか?」
――この話題についての意見を、フリップに書いていただきました。中山さん、お願いします。
はい(「手洗いのメリットとデメリット」と書いたフリップを出す)。
――どういうことでしょうか?
メリットについては、(手洗いは)汚いものをきれいにするという意味です。一番大事なのは、お手洗いの後、それから料理の前、食事の前に手を洗うメリットというのはすごく大きいです。
コツを1つだけ申し上げると、“爪”なんですね。爪の間に汚れというのは非常にたまりやすいので、ここをきちんと石けんを使って洗うというのが重要なポイントになります。
――手首まで洗うというのもありますが、ここは重要なんですか?
そうですね、やっぱり手首まで洗うことが汚れをきちんと落とすという意味になるので、石けんを使ってきちんと手首まで。できれば40秒から1分くらいかけて。
――けっこう長いですね。メリットしかないと思っていましたが、デメリットはどういうことでしょう。
デメリットは2つありまして、1つは時間がかかってしまうということです。確かに1回お手洗いに行くたびに1分間手を洗うと、1日10分とか(時間を)とられてしまうと思うんですが、よく考えると、これでノロウイルスなどの感染症の予防ができていると思えば、1回病気になってしまうと1週間くらい会社を休むわけですから、それよりはかなり効率がいい事じゃないかと思います。
もう1つなんですけども、何度も手を洗うと手が荒れやすいですよね。特に女性なんかは手が荒れやすいと思いますが、これはハンドクリームなどをきちんと毎日使うことで、予防できると考えています。
――今日から手をしっかり洗いたいと思います。皆さんもぜひやってください。