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※ 視聴回数は1日1回更新されます。 ミニブタやヤギ、さらにウシまで…大都会のオフィスビルにあるまさかの牧場。今年8月、東京・大手町に開設された「大手町牧場」。13階に作られた大きなフロアに8種類の動物が放牧されている。
なぜ大手町のオフィスビルに牧場が開設されたのか?
丹後王国・宮崎さん「IT人材が大手町には多い、そういったITの人材の方がここを見ていただいて、実際に酪農にITを持ち込むようなアイデアがあれば面白い」
実はいま日本の酪農がピンチなのだ。乳用牛の飼養戸数はここ20年で半分以下に減っており、生乳の生産量は減少傾向にある。
こうした状況に危機を感じた人材派遣を行う企業が、酪農を学ぶことを目的に自社ビルに開設したのがこの牧場だ。ただ動物と触れ合うだけでなく、酪農分野への新規就農を目指す人や酪農経営に携わりたい人向けのセミナーも行われている。
大手町という立地を生かして、IT分野にたけた学生や社会人が来るだけでなく、企業や自治体からの見学もあとをたたない。将来的にはIT分野を活用した、生産(1次産業)、加工(2次産業)、販売(3次産業)までを取り込む酪農業界の6次産業化を目指す。
見学者「こんな都会の真ん中で、動物を見られる機会は全然ないので」
事前予約さえすれば、だれでも入場無料で動物と触れ合うことができる。さらに乳製品の手作り体験も定期的に行われており、楽しみながら酪農について学ぶことができる。