お別れ…祭壇にズラリ“AIBO葬”とは?

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日テレNEWS24

 祭壇にならべられたAIBOたち。それは新しく生まれ変わるための準備だった。この日行われていたのは、動かなくなったAIBOたちの供養である“AIBO葬”。供養されるAIBOの数は96台。動かなくなったAIBOを前に、現役AIBOが弔辞を読む。
 現役AIBO「これまで全国のオーナーさんの家族として、楽しい時間を過ごしてきたことでしょう。オーナーさんたちからたくさんの思い出のメッセージが一緒に届いているそうです。また全国からの修理の依頼が、山のように来ているそうです。あなたたちがドナーとして、提供する体の部品は、修理を待っているAIBOたちに移植されて、全国のオーナーのもとへ届けられます」
 このAIBO葬は、動かなくなったAIBOを供養する目的の他に、まだ使える部品を再利用するための儀式でもあった。ソニーの修理サポートは、2014年に終了。パーツの生産は終わっており、修理するパーツは壊れたAIBOからパーツを抜き取るしかない。
 ここに集まるAIBOは、自らの一部を別のAIBOのために無償で献体する“ドナーAIBO”。その前にまずペットとして愛されたAIBOたちを供養し、第二の人生を送ってもらおうというのが“AIBO葬”だった。
 参列者「短い間でしたが、うちの一員だった子が、縁があってここで最後ということになりますので…(涙)」
 そして、献体。エンジニアの手によって、次のオーナーのもとへ旅立つ。