世界の男女格差ランキング 日本は114位

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日テレNEWS24

 先日、国際機関「世界経済フォーラム」が「世界の男女格差ランキング」を発表し、日本は、調査対象となった144か国のうち、114位となった。どのような基準で順位がつけられたのだろうか?
 イバンカ・トランプ氏は、来日時の講演で「アベノミクスは、女性のミクスです」と話した。
 ところが「世界経済フォーラム」が発表した2017年「世界男女格差ランキング」では、日本の男女格差は調査した144か国中なんと114位。日本はここ10年で、30位ほど順位を下げている。
 評価の指標は大きく4つある。「経済活動」は賃金格差もあり低い順位になった。管理職の少なさも大きく影響している。
 「教育」に関して、初等・中等教育の就学率は高いが、大学や専門学校への就学率で低い数値となり、「政治」はきわめて低い結果となった。女性の議員や首長が少ないのが理由だ。ちなみに、女性の衆議院議員は1割ほどしかいない。
 「健康、寿命」は1位だったが、他に1位の国はブラジル、ケニア、ロシアなど34か国もあり、G7のなかで最も格差がある。先進国の中でも低い順位だ。総合的にみて評価が高いのは北欧諸国をはじめとした欧米だ。一方、日本や韓国を含め、アジア、アフリカで低い結果となった。