視聴回数482,767回
※ 視聴回数は1日1回更新されます。1980年から始まった「日本カーオブザイヤー」。日本国内で発表された最も優れた乗用車を選ぶのが目的だ。その37年の歴史の中で、驚くべき“事件”が起きた。それは2013年の第34回大会。審査員たちが予想もしなかったある車が大賞をとったのだ。
モータージャーナリスト大谷達也さんは「大賞をとったと聞いた時には驚いた」と語る。ジャーナリストも驚いたその車とはフォルクスワーゲン社の“ゴルフ”だ。日本カーオブザイヤー史上、初めて外車が大賞をとったのだ。
それまでの外車に対するイメージについて大谷さんは日本車に比べると「燃費が悪い、時々壊れる、値段が高い」というネガティブな要素があったと話す。
1974年に生産を始めた“ゴルフ”。2012年に発表された7代目は、従来の外車のイメージを大きく変えたという。
大谷さん「高いスピードで、長い距離を走るのが楽」「安全性も高い」「更に革新的な技術で燃費が非常に良くなった」
その革新的な技術が独自開発したエンジン。走る状況に合わせて、馬力の調整ができ燃費が向上するのだ。
大谷さん「完全に日本車をあらゆる面で上回ってきた」
日本カーオブザイヤーの大賞を、外車がとったことは日本の自動車業界にとって衝撃だった。
大谷さん「元々、日本カーオブザイヤーは、タイトルに“日本”が付くので、輸入車はどちらかといえば脇役的なポジションだった」
日本カーオブザイヤー史上、外車が大賞をとったのは、後にも先にも“ゴルフ”、ただ一台だけ。今年の大賞発表は12月11日。果たして、どの車が大賞をとるのだろうか。