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※ 視聴回数は1日1回更新されます。 千葉県市原市にある地層が、地球の歴史の一時期の境界を示す貴重な地層だとして、“千葉時代”を意味する“チバニアン”と名付けられる見通しが高くなった。チバニアンとは、一体どんな時代なのか。
地球が生まれたとされているのは、約46億年前。チバニアンは約77万年前~約12万6000年前を指す。地球の長い歴史から見ると、ほんの最近ともいえる。
■チバニアンに人類はいた?
チバニアンを人類史に重ねてみると、旧石器時代にあたる。この頃は原人、旧人、現代人へと、人類の進化があったといわれている。
チバニアンの始めである約77万年前には、原人ホモ=エレクトスが東アジア、東南アジアに広く住みつき、約40万年前までには旧人ネアンデルタールが、現在のヨーロッパで進化した。そして、約20万年前までに、アフリカ大陸で現代人のホモ=サピエンスが現れたといわれている。
■チバニアンはどんな気候?
この頃、寒冷な氷河期と温暖な間氷期が入れ替わる気候変動が、約10万年周期で繰り返されていたといわれている。では、日本ではどうだったのだろうか。
氷河期の日本は本州、四国、九州が地続きになっていて、北と南で大陸ともつながり、マンモスやナウマンゾウが入ってきたといわれている。チバニアンの終わり、約12万5000年前頃の日本は、現代よりも温暖だったとされている。
海水面は5~10メートルほど高く、関東平野の広い範囲が海に沈んでいたと考えられている。
チバニアンの名称は来年中にも正式に決まる見込みで、決定すれば地質時代に初めて日本の地名がつくことになる。