腕のないミュージシャン ピアノもギターも

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日テレNEWS24

ジョナタ・バストスさんは生まれつき腕のないブラジル人ミュージシャン。パラリンピックのプロモーションムービーやリオパラリンピックの閉会式で演奏し一躍有名人となった。
 音楽一家の家に生まれ育ち、6歳の時、祖父にキーボードを習い始めた。わずかな腕と顎で華麗にピアノを演奏する。しかし、ここまで来るには苦労もあった。
 最初は足でピアノを弾いていたが体の痛みなどがあり、腕と顎を使って演奏するようになった。それでも音楽を続けたのは、音楽への思いと母親のサポートがあったからという。今回の来日にも母親が付き添いジョナタさんをサポートしている。実はジョナタさん、ギターも弾けるのだ。母親がギターをやっていてそのギターで遊び始めたのがきっかけだったという。
 ジョナタさんがミュージシャンを目指したのには理由があった。高校時代は別の職業を考えていたが、自分が音楽をやることで他の人を勇気づけられることがわかり、人のためになる音楽をやりたいと思ったという。家族は“できる”と常に言ってサポートをした。家族に支えられ続けた音楽を15日開催のパラフェス2017で演奏する。