継続10年 日本にあった“ライドシェア”

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日テレNEWS24

 アメリカのウーバーに代表される自家用車を使ったタクシーのようなサービス“ライドシェア”。スマホで簡単に車を呼ぶ事ができて、料金がタクシーよりも安く、海外で急速に普及しているが、日本では規制がありなかなか広がらない。そんな中、この日本で10年も前から続くライドシェアサービスがあった。
 日本では道路運送法上、“白タク”とみなされ、原則禁止となっているライドシェア。料金を取って乗客を乗せるには、二種免許の取得や保険加入など、多くの義務が伴うからだ。
 そんな規制のある日本で、10年も続いてきたライドシェアがある。ドライバーと同乗者のマッチングサービス“notteco”は、中長距離の利用が多いのが特徴だ。
 千葉から岐阜まで行きたいというドライバーと同乗者を取材した。ポイントはこの2人が、かかる実費を“割り勘”にすることだ。notteco・東祐太朗社長はこう話す。
 「(お金の)やりとりは高速代とガソリン代の範囲のみ。道路運送法の運送の業務にあたらないので、法律的に問題なく運用できる」
 このケースでは、同乗者が3500円をドライバーに現金で支払った。
 このサービスは10年前に始まり、2015年に今の会社が継承。今は手数料をとらずにサービスの認知と利用者拡大を目指し、会員が5万人を超えたら手数料を取る事業化を検討しているという。