知っておきたい「新嘗祭」貴重映像で解説

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日テレNEWS24

この時期に多く検索されるのが、11月23日に行われる五穀豊穣を感謝する宮中祭祀「新嘗祭(にいなめさい)」。どんな祭祀なのか、4年前に公開された貴重な映像があった。
 2013年11月23日に天皇陛下が80歳になられたことを記念して初めて撮影・公開された宮中での新嘗祭の映像。古来の伝統にのっとり、明かりはかがり火のみ。天皇陛下は侍従に足元を照らされ、神嘉殿(しんかでん)と呼ばれる殿舎(でんしゃ)に入られる。
 中では、全国から献納された新米などを感謝をこめて、神々に供えるとともに、自らも召し上がるという。そんな「新嘗祭」は恒例の宮中祭祀の中で、最も重要なもので、その年の農作物の収穫を感謝する神事だ。
 三峯神社・山中さん「(お米は)神様から頂いた食べ物」
 秩父のこの神社でも、古くから大切な神事として、毎年、新嘗祭を行ってきた。
 山中さん「稲作を行うには、天気、気候がとても大事」「それは人間の力が及ばないことで、神様が天気を左右していると思われていた」
 そんな神様にお供えするのは―
 山中さん「お米が一番大事。お米からできているお酒、お米からできているお餅など」
 11月23日に行われる宮中の新嘗祭では、天皇陛下も皇居内の水田で、自ら稲を育てその年に収穫した新米を新嘗祭で供えられる。