移住するなら「2時間強」圏内 そのワケとは?

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世の中で議論を呼んでいる話題について、意見を伺う「opinions(オピニオンズ)」。今回の話題は「離島や山間部で 人口増の動き?」。長野と東京の2拠点生活を続け、地域の仕事づくりなど課題解決に取り組む津田賀央氏に話を聞いた。
地域の人口分析などを行う法人の調査によると、全国で過疎指定されている797市町村の2010年と2015年の人口を比較したところ、約12%の市町村で増えていたことが分かった。離島や山間部で、その傾向が強いということだ。ネット上ではこんな声があがった。
「日本のひとつの未来の形は“地方回帰”」
「仕事があれば移住したい若者もいるはず」
「田舎暮らしはそんなに甘くないですよ」
――津田さんに、この話題についてのご意見をフリップに書いていただきました。どうぞお願いします。
「2時間強」。僕も移住した身ですし、やっていることの関係上、たくさんの移住相談を聞くんですけども、やはり、いきなり離れすぎたり、何の縁もないところに行くのはけっこう皆さん不安がられます。
もともと住んでいた都心、東京などから、だいたいバスや電車1本で2時間くらいでいける場所は、半日でちょっと帰ってこれたり、仕事をしに行き来できる所でもあります。なので、自分が住んでいたところ、もしくは東京から2時間強で行ける周囲の場所をおすすめしています。
――移住の最初のステップとしてちょうどいい時間ということですね。
ちょうどいいですね。3時間を超えてくると結構、心理的・体力的ストレスが発生してくるので、なかなか行き来もつらかったりするんですが、これくらいだと、まあ1日でも行けなくはないなと。
――3時間じゃなくて“強”というのがポイントですか?
それくらいいくと、かなり自然が多いところもたくさんありますし、行き来しやすいので程よいのではないかなと。
――景色もがらっと変わりそうですね。
僕が住んでいるところは標高1100メートルですから、東京とは全く違う場所です。ただ、そこも2時間で行けます。
――やっぱりリラックス効果とかは。
圧倒的にリラックスできますし、夜は深く眠れます。全くノイズがないです。
――それが一番大事ですよね。