働き方改革が「ジタハラ」を生む?

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世の中で議論を呼んでいる話題について、意見を聞く「opinions」。今回の話題は「働き方改革が『ジタハラ』を生む?」サイボウズ人事部副部長を務める青野誠氏に聞いた。
「ジタハラ」とは「時短ハラスメント」の略で、現場をよく知らない会社の上司が「残業をするな」などと言って、具体的な対応策の提案をせず、頭ごなしに業務を切り上げるよう強制すること。
高橋書店の調査によると、長時間労働の改善に取り組む企業に勤める会社員の約4割が、「働ける時間が短くなったのに、業務量が以前のままで、仕事が終わらない」と回答。ジタハラ被害につながる悩みを抱えていることが明らかになった。
ネット上には「現状を把握してない管理職ほど怖いものはない」という一方で「業務効率の悪い社員も多いよ」「何でもかんでも『何ハラ』と言い過ぎ」と様々な意見あった。
――ご意見をフリップに書いていただきました。
はい。
――生き方改革、これはどういう意味でしょうか?
働き方改革といって現在行われているのが、主に残業時間を減らすという改革になりますので、そうすると上司は残業時間を減らせ減らせという方向に行きがちだと思うんですが、まあ生活の中に、仕事というのはあるわけですので、それも含めて、1人1人の事情にあわせた生き方改革が必要じゃないかなと思っています。
――例えばどんな方が会社にはいらっしゃいますか?
例えば弊社だと副業をOKにしておりますので、奥様と一緒にカレー屋を開業してみたり。
――仕事しながらカレー屋も?
はい、仕事しながらカレー屋をすると。あとはユーチューバーになったりとか、それから、週末農業をするとか、いろんな副業をして生き方を楽しんでいるという人がたくさんいらっしゃいますね。
――そういう方が、「働き方改革」ではなく、「生き方改革」ということですよね。