寝ながら充電…スマホでの低温やけどに注意

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日テレNEWS24

スマホによる低温やけどにご注意ください。気をつけたいのは睡眠時です。枕元に目覚まし代わりに充電中のスマホ――この状態は危険です。
「携帯電話を充電しながら寝てしまって、動きもせずに体の同じところに携帯電話があたっていると症状が出てきます」(四谷三丁目皮膚科 山田院長)
国民生活センターによると、スマホが普及した2012年に相談が多く寄せられ、その後もスマホによる低温やけどの相談は後を絶たないといいます。
長時間にわたり、肌に温かいものが触れていると、皮膚の奥にある皮下組織にまで熱が伝わっていきます。皮膚の奥の部分は、血液の循環が頻繁に行われていないため、熱がたまりやすく、低温やけどが引き起こされます。
国民生活センターの調査によると、充電中のスマホは本体が起動状態だと、状況によって、表面温度が50℃を超えることもあるという結果も出ています。そのため、国民生活センターでは、温度と時間の関係を、以下のように発表し、低温やけどへの注意を呼びかけています。
◆低温やけどになる温度と時間
44℃ 3時間~4時間
46℃ 30分~1時間
50℃ 2分~3分
低温やけどは自覚症状がないため、気がつくのが遅れます。皮膚の薄い場所によっては、重症になると皮膚が壊死(えし)し、えぐれてしまうことも――
「壊死してしまうと、かなり長くかかりますね。1か月以上はかかるといわれています」(山田院長)
“温かい”と感じる温度でも長時間は危険。低温やけどにご注意ください。
【the SOCIAL todayより】