「介護離職」する前に、まずはオープンに

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日テレNEWS24

世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「管理職の約半数『介護離職』を考えたことがある」。Join for Kaigo代表の秋本可愛氏に話を聞いた。
人材会社が、親族の介護に携わった経験のある管理職600人を対象に行った調査で、介護を理由に離職を「何度も考えた」人が19.5%、「1、2回考えた」人が28%に上り、あわせて半数近くとなった。
ネット上ではこんな意見が見られた。
「仕事に影響があり、離職の文字もちらつく」
「責任感強い人ほど、その傾向がありそう」
「離職を考えねばならぬ環境を、早く変えなくては」
――この話題について秋本さんの意見をフリップに書いていただきました。
「オープン」です。
介護と仕事の両立というのは、想像以上に大変だと思います。最近の話題ですと、小室哲哉さんが奥さんの介護の話をされていました。
本当にいま介護離職が注目されていて、課題を抱えている人たちが自分の課題について話したり、それは本当に身近な人でもいいと思うのですが、会社の中で話したり、地域の人と共有することによって、新しい情報を得る事ができたり、また支えてくれる人も増えてくるんじゃないかなと思います。ぜひ、一人で頑張らずに、まずは声を上げるというところをやってほしいなと思います。
――一度離職してしまうと、その後の人生が…
そうですね、なかなか同じ給料をもらうことが復職後は難しいというデータも出ているので、いま働きながら、どういうふうに続けられるかというのをぜひ考えてほしいです。
――施設に入れなくて離職せざるを得ないという方も多いんでしょうか。
経済的な事情もあると思うのですが、今は施設も増えていて空いている所もあるのですが、そこの費用の負担が大きかったりとかで、なかなか入れない方であったり、収入が低い人の方が介護離職しやすいというデータが出ていたかと思います。
――仕事を辞めてしまうとその後が大変ですから、早くそういった方々をサポートできるような何かを…
いま、色々な会社も、まずは現状通り働けるようにしていこうという動きも出ているので、この注目されているときにそういう流れが進むといいなと思っています。