「アングラーズアイドル」誕生の背景とは?

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日テレNEWS24

アングラーズアイドルを決めるオーディション。最終審査で9人の候補者が自己アピールを始めました。
釣りの写真を背景に歌う女性や、釣りざおの扱いを披露する女性…彼女たちはアングラ(地下)ならぬアングラー(釣り人)のアイドルです。業界団体が2010年から釣りをPRするアイドルを選出していました。
今年で9代目となるアングラーズアイドルに選ばれた元モデルのOL・廣瀬麻伊さん。釣りは初心者ですが、爽やかさと明るさが評価されました。
アイドル誕生の背景は、釣り業界の落ち込み。90年代の釣り人口は2000万人を超えていましたが、2016年には約700万人と、大幅に減少(日本生産性本部調べ)。原因はレジャーの多様化に加え、アメリカ同時多発テロの影響もありました。テロをきっかけに国際条約が改定。日本も「国際船舶 港湾保安法」により全国100か所以上の波止場の立ち入りが禁止に。初心者も挑戦しやすかった釣り場を失ったのです。
現在、釣りの年齢層は40代から50代が中心です。
アングラーズアイドル運営委員・荒井さん「若い将来の釣りを支える方の参加率が低い。釣りのイメージを変え、女性に参入してもらいたい」
ジャンルの盛り上がりに女性の存在は欠かせない。釣りのイメージを変え、業界再生のきっかけとなるでしょうか。
廣瀬さん「同世代の人たちに、(釣りは)楽しいんだよってことを伝えていきたい」