もし、がんになったら…「落ち着け!!」

視聴回数717,437

※ 視聴回数は1日1回更新されます。
(c) Nippon News Network(NNN)

日テレNEWS24

世の中で議論を呼んでいる話題について、意見を聞く「opinions」。今回の話題は「がんになった場合 収入面は?」。35歳の時、ステージ4の胆管がんの告知を受けた経験があるキャンサーペアレンツ代表・西口洋平氏に聞いた。
ライフネット生命が、がん経験者に行ったアンケートによると、がんに罹患(りかん)する前と後とでは、年収が平均で2割減少したという結果となった。その理由として多かったのは「休職」や「業務量のセーブ」「退職」だった。
ネット上では「“お金がない”と治療を断念した人がいた」「治療のために、会社は融通をきかせてほしい」「予防できれば良いが、備えも大事」という声もあった。
――西口さんにこの話題について、ご意見を書いていただきました。
「落ち着け!!」。まず、当然がんになる人たちというのは、がんになったことのない人たちなのですけども、やはり当然ショックだし、どうしていいかわからないということになるんですけど、その時に重要な判断をしないということですね。
まずは「落ち着く」ということです。
――動揺しすぎて、重要な判断、取捨選択ができなくなってしまうということですね。
そうですね。やっぱりこう、思い余って仕事を辞めちゃうとか、大事な判断をそのタイミングでしちゃうってことって、ズレていっちゃうので、まずは落ち着いて、ちゃんと状況を見て、それから判断するということがやはり大事だなと思います。
――落ち着くためには、具体的にどういう方法が考えられるでしょう。
やっぱりいろいろな、我々の活動もそうなんですけど、経験していらっしゃる方たちが、たくさんいらっしゃるので、そういう人たちにまずは話を聞いてみる。もしくは、医療者やソーシャルワーカーの人たちにまずは話をきちんと聞いた上で、どうするのかというのを決めるということが大事なんじゃないかなと。
当然、みなさん、未経験からいきなり大事なことを決めるようになるわけじゃないので、まずはちゃんと話を聞いてみるということが大事じゃないかと。まずは「落ち着け」ということですね。