話題のカプセルトイ 漢字の“部首”まで?

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日テレNEWS24

 小型の専用販売機で買うことができるおもちゃ、カプセルトイ。“水道の蛇口”に“薬を入れる袋”など、変わったモチーフの商品が続々とリリースされている。その最前線を取材した。
 定番商品は猫などのかわいい小動物系ということだが、その中でも異質の存在なのが“漢字の部首”。なぜこのようなものを作ろうと思ったのか?製作したエポック社カプセルコレクション・広報担当の丸山さんはこう説明する。
 「(文字の)“はらい”とか“はね”とかがカッコイイということで作りました」
 海外で“カタカナ”が流行ったのも理由のひとつとのことだ。こちらの会社では、“人力車”のカプセルトイを製作するなど、インバウンド向け商品にも力を入れている。
 しかし、なぜ“部首”だけなのか?それについて丸山さんは――
 「漢字一文字だと意味が強すぎる。個人個人で思い入れが違うので、字の美しさだけを見せるのであれば、部首のほうがいいだろうと」
 専用ケースも用意されるなど、製作者の並々ならぬこだわりも透けて見える。こちらの商品は、まだ試作段階で発売は未定とのことだ。
 変わり種カプセルトイ企画を進める動機は他にもある。少子高齢化で子供が少なくなる中、既存の玩具だけではパイが小さくなるという懸念があるからだ。カプセル玩具の市場規模は、2014年をピークに頭打ちの状態だ。(※日本玩具協会調べ)
 一方、約500台の機械を設置する秋葉原“ガチャポン会館”の河野店長はこう話す。
「最近は女性のお客さんが増えています。ここ数年は海外のお客さんも増えてきています」
 売り上げは順調だと言う。新たなターゲット層に向けた変わり種商品が、カプセル玩具市場の盛り上がりに一役買っているそうだ。