「国民の58%のための運動」ゆるスポーツ

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 世界ゆるスポーツ協会代表・澤田智洋氏は、年齢や障がいのあるなしにかかわらず、誰もが楽しめる「ゆるスポーツ」を考案。社会にある「見えない境界線」をなくすことを目指している。また、義足の女性のファッションショー「切断ヴィーナスショー」のプロデュースなども手がけている。「ゆるスポーツ」とはどんなスポーツなのか?
――澤田さん、初めて聞くんですけども、「ゆるスポーツ」とはどんなスポーツなんでしょう?
 年齢や性別に関係なく、みんなが気兼ねなく楽しめるスポーツを勝手にそう呼んでいるだけです。例えば、“イモムシラグビー”は、足を使わないでもプレイできるラグビーで、車いす以外の方も楽しむことができます。
――女性でもできそうですよね。
 女性でもできます。お子様でもご高齢の方でも「誰でもできる、誰でもウェルカム」というのが「ゆるスポーツ」になります。
――そうすると、親・子・孫の3世代でも参加して楽しめるスポーツということですね。
 そうですね。実際、イベントを開くと、3世代でいらした参加者が3世代で1つのチームになって、すごく家族関係が良くなったというケースもよくありますね。
――どうしてこういうことを企画なさったんですか?
 私がものすごく足が遅く、運動が苦手なので、自分でも楽しめるスポーツがないかなと調べていたところ、スポーツ庁が出しているスポーツ実施率というデータがありました。
 それを見ると、日本国民の約58%の人が僕みたいにあまり運動を得意じゃないと思っている、もしくは運動を日常的にやっていないということがわかりました。あとは、その58%のための運動があってもいいよねということで始めました。
――もはや勝ち負けではなく、楽しむためのスポーツということですね。
 そうですね。