子連れ会議問題、アクションが状況を変える

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日テレNEWS24

 世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「#子連れ会議OKが話題に」。「世界ゆるスポーツ協会」の代表・澤田智洋氏に聞いた。
 熊本市の市議会議員が22日、生後7か月の息子を議会に連れてきたところ、帯同を認められなかったというニュースをきっかけに「#子連れ会議OK」というハッシュタグが話題となっている。
 ネット上では「子育てしやすい環境は、まずは議会から」「一概に会議といってもTPOがあるのでは」「井戸端会議だけにしてほしい」などという意見が出ている。
――澤田さんに、この結果についてオピニオンを書いていただきました。
 「前例から新例へ。」と書かせていただいたんですけれども、今回の状態というのは、「市議会に赤ちゃんというのは連れて行っちゃいけないよね」という前例と、「いやいや、市議会に赤ちゃん連れて行っていいよね」という前例と新例の対決だと思うんですね。
 それって、新しい例が出てくると、どうしても対立構造が初めは生まれてしまうというか、今のオピニオンにもあった通り、前例を援護する声もあれば、「いやいや時代は変わってるよね」みたいな新例を援護する声もあると。
 で、これ非常にいいんですよね、この対立構造というのは。これは時間がたつとだんだんと融合されていって、次の前例というのが生まれてくる。おそらくすごく調和のとれた次なる常識みたいなものが生まれてくると思うので、新例というものを起こしていく。
 特に今の常識、前例というものが、自分になかなか合わないなと思ったら、アクションをどんどん起こしていくべきじゃないかなと思います。
――アクションとしては非常によかったということでしょうか。
 そうですね。ご自身がいまの常識に納得されていないのであれば、勇気を持って一歩踏み出すべきなのかなと。やっぱり一石を投じないと、波というのは立たないですし、立たないと状況というのは変わらないので、そういったアクションも時には必要なんじゃないかなと思いますね。