大忙しのワカメ漁 鳴門イチオシの食べ方は

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この時期、多く出回るためレシピの検索も増える“茎ワカメ”。大忙しのワカメ漁の様子を紹介します。
ワカメ漁が本番のワカメの産地、鳴門は大忙しです。1年間で成長するワカメ。ワカメ漁が行われるのは2月中旬から3月の間だけ。そのためこの時期は、漁師だけでなく近所の人も総動員でワカメ漁を行うのです。
50年ワカメ漁をしているという大岸さんは、毎日1人で海に出ます。訪れたワカメの養殖場では、1本50メートルのロープに約135株のワカメが植えられています。大岸さんはこれを1人で引きあげ、陸へと運びます。
陸では1つの作業場で5~6人が待ち構え、あちこちでワカメの引きあげ作業が行われます。ワカメは大きいもので2~3メートルにもなるそうです。ワカメ漁師の妻・米田さんはこう話します。
「今年は寒かったから、特にいいワカメができてる」
引きあげられたワカメは、すぐ部分ごとにロープから切り分けられていきます。この作業は流れ作業で行うため人手が必要。夫婦2人という米田さんの作業場では、近所の人が手伝います。春休み中の大学生もお手伝いしていました。「貴重な戦力。若い元気な何でもできる戦力」と米田さんは語ります。
そんな鳴門の皆さんがイチオシの茎ワカメの食べ方は“おでん”。茎ワカメを根元から裂き、丸めて束にしてつまようじをさせば、茎わかめのおでんのネタのできあがり。荒波にもまれた鳴門のワカメは、歯ごたえがあるため、おでんによく合うそうです。