軽井沢が「テレワーク拠点」に選ばれるワケ

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日テレNEWS24

IT企業に勤務する櫻井泰斗さん(35)が在宅勤務している場所は「軽井沢」。リゾートのイメージが強かった軽井沢が、「テレワーク拠点」へと変わりつつあります。実は今、軽井沢の世帯数は年々伸びており、特に働く世代の移住者が増えつつあります。
軽井沢から東京間は新幹線で約1時間と近い上、賃貸物件(2LDK)も月6万円台からとリーズナブル。さらに真夏の平均気温は、約20℃と過ごしやすい環境です。
櫻井さん「軽井沢は東京と遜色ない生活ができる実感です」
2015年に東京から軽井沢へと移住してきた櫻井さん。今も都内にあるIT企業に勤めています。必要のある日は、新幹線通勤で東京へ向かい、その他の日は軽井沢でテレワークを行っています。
櫻井さん「東京にいたときに、常に仕事をしているような感覚だったんですね。リゾートにいかないとできないことが、仕事の合間に入ってくるリフレッシュできる環境です」
リゾートからテレワーク拠点への軽井沢の変化は、民間主導で積極的に進められています。この日行われていたのは、地元観光協会などが主催の行政や民間企業を集めたテレワーク体験会です。
軽井沢観光協会理事・森さん「ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を合わせた、ワーケーションというキーワードを世に広げていけたらいいなと思って」
体験会では、軽井沢の様々なレジャー・宿泊施設を訪ね、今後の働き方に関するワークショップやテレワークを行いました。
「自然環境でかつ、いつでも東京に出られる場所で仕事ができるのはいいことだなと(東急シェアリング・片山さん)」「Wi-Fi環境とパソコンさえあればメールも打つことができますし、不便を感じることなく気分転換もしながら働くことができるかなと思います(総務省・白倉さん)」
近い将来、軽井沢を拠点に私たちの働き方が変わるかもしれません。