お試し移住 「近所付き合い」も試す機会を

視聴回数173,425

※ 視聴回数は1日1回更新されます。
(c) Nippon News Network(NNN)

日テレNEWS24

世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「広がる『お試し移住』」。中山間地域の活性化や公共空間の活用などを手がけるコミュニティデザイナーの山崎亮氏に意見を聞く。
働く世代が国内で新たな場所に“お試し移住”する動きが広がっている。本当に自分たちに合うのか、試しに移住してみたいというニーズもあり、自治体は様々な取り組みを始めている。
例えば、新潟県十日町市では移住者を増やそうと、移住希望者どうしが暮らせるシェアハウスを設けている。シェアハウスだと、費用を抑えられるというメリットもある。
また、栃木県栃木市には、家族向けの“移住お試し住宅”があり、1泊2000円、最大1か月間3万円で体験できる。
そして他にも、福井県越前町では、空き家を改築した“移住体験施設”が1泊6000円から利用できる。
こうした“お試し移住”にネット上ではこんな声があがっている。
「地方でチャレンジできるチャンスが増える」
「移住生活はプラス思考でないと困難」
「お試しだからできる。永住は厳しいのでは」
――山崎さんに、この話題についてのご意見を書いていただきました。お願いします。
「お試しご近所づき合い」。“お試し移住”ということでいま紹介されていますけれども、移住して住んでみて、例えば、家族で快適な生活ができるか試してみるのもいいんですが、できればご近所づき合いも試せるような機会があるといいなと思います。
東京の生活よりものんびり暮らせるかなと思っていたら、地域の色んな役や仕事があったりして案外、忙しくなるかもしれない。そういうことがわかった上での移住はけっこう大切になるんじゃないかなと思いますね。
――色んな方が色んなイベントをなさっていて、移住者はどこに所属すればいいのかわからないですよね。
そうですね。色んな人たちが市民活動をやっているんですけれども、その情報をどうやって手に入れればいいのか。自分に合った仲間はどこにいるのか。こんなこともお試しご近所づき合いの中でやれるようになってくると、その人たちと仕事以外でも色々な付き合いが作れるようになるんじゃないかと思います。
――人と人のつながりが大事ですよね。