はだか祭り、なぜ8千人がもみ合うのか?

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はだか祭り――8000人のはだか男たちは何のためにもみ合っているのか?
愛知県稲沢市の国府宮(こうのみや)神社で毎年、旧暦の1月13日に行われる「はだか祭」。下帯に白足袋だけをつけた男たちが激しくもみ合うお祭りです。
そのはだか男たちの目的は、「神男(しんおとこ)」と呼ばれる1人の男性に触れるためです。なぜなら、この「神男(しんおとこ)」に触れると、自分たちの厄災をはらうことができると信じられているためです。
「神男」は、毎年志願者の中から、祈祷(きとう)とみくじによって決定される祭りの中心人物です。「神男」は鉄鉾会(てっしょうかい)と呼ばれる「神男」経験者たちに守られながら移動します。
実際の写真を見ると、鉄鉾会が「神男」をガードしているのが分かります。参道から様々な神事が行われる「儺追殿(なおいでん)」までの100メートル足らずの間しか「神男」に触れるチャンスはありません。
約8000人のはだか男たちがたった1人の「神男」に群がるので、「神男」に触れるのは至難の技。見ることすら難しいそうです。はだか男たちにもまれ、触れられ、人々の厄災を一身に受けた「神男」は、1時間以上かけて参道を移動して、儺追殿に納まるとはだか祭りが終了します
今年の国府宮神社のはだか祭りは2月28日です。