恐怖!? かつて地上に存在した超巨大なナマケモノ【どうぶつトリビア】

どうぶつトリビア season2

本当にあった不思議な事件、まさかと思うような驚きの生態……動物にまつわる実話エピソードを4コマ漫画でご紹介。
ナマケモノといえば、木の上でのんびりと過ごす姿をイメージしますが、実は1万年前に絶滅したその「本種」の多くは地上で生活していました。
19世紀、「進化論」で知られる若き日のチャールズ・ダーウィンがビーグル号で航海中、南米パタゴニアで下あごの骨を発見した「ミロドン」もそのひとつ。全長3m、体重1tの巨体だったといいます。
同じく南米に生息していた「メガテリウム」はさらに大きく、体長6~8m、体重3tとゾウに並ぶ巨体! 木の上にはのぼらず、葉っぱを長い舌でしごいて食べていたようです。
1万年前には、このような超大型のナマケモノたちが地上をかっ歩していたなんて、想像もつきませんね。もしこのサイズで「ナマケ」られたら、周囲は超迷惑かも……。
■監修:新宅広二
1968年生まれ。生態科学研究機構理事長。動物行動学と教育工学を専門にし、大学院修了後に上野動物園、多摩動物公園に勤務。国内外のネイチャー・ドキュメンタリー、動物バラエティー番組の監修を手がけるほか、動物園・水族館などの展示企画・監修を手がける。著書に「しくじり動物大集合」「もっとしくじり動物大集合」(永岡書店)、「いきもの寿命ずかん」(東京書籍)、「すごいぜ!! 動物スポーツ選手権」(辰巳出版)など。近作、映画「アース:アメイジング・デイ」、テレビドラマ「僕らは奇跡でできている」(主演・高橋一生)監修。