最近ちょっと疲れてる……そんなとき私たちを癒やしてくれるのが、ワンコやニャンコに代表されるキュートな動物たち。かわいい動物の共通点といえば、ふわふわで、まんまるなビジュアルではないでしょうか。今回は眺めるだけでほっこり癒やされる、まあるい動物たちを集めてみました。
■トビネズミ(まるみ度★★)
西アジアの砂漠に生息。英名はピグミー・ジェルボア。まるで頭から手足が生えているようなビジュアルの小型動物。体長3.5cm、体重3.5gで500円玉に乗るほど小さい。草食、夜行性でカンガルーのように砂漠を高速で走れる。かわいい顔に似合わず、寝相は悪い。
■ウォンバット(まるみ度★★★)
オーストラリアの草原に生息。体長100cm、体重25kg。草食の夜行性、甘えん坊で温和な性格。コアラの近縁だが、木には登らずトンネルを掘って土中で暮らす。ボディーはまるまるとしているが、ウンチは四角い。
■シマエナガ(まるみ度★★★)
北海道に生息。全長12cm、体重6g。ふわふわと白く丸い外見から「雪の妖精」と呼ばれる日本最小級の野鳥。その巣も丸く、集めたコケをクモの糸でぬいあわせて作る。
■ワモンアザラシ(まるみ度★★★★)
丸すぎるボディーで話題になった海遊館の「ユキちゃん」はワモンアザラシ。北海道オホーツク海や北極圏付近に生息し、全長は120cm、体重は50kgとアザラシのなかでは小型。アザラシの体は凹凸が少なく凍傷になりにくいが、ワモンアザラシは鼻先が短いため、首を縮めると特に丸さが際立つ。
監修:新宅広二
1968年生まれ。生態科学研究機構理事長。動物行動学と教育工学を専門にし、大学院修了後に上野動物園、多摩動物公園に勤務。国内外のネイチャー・ドキュメンタリー、動物バラエティー番組の監修を手がけるほか、動物園・水族館などの展示企画・監修を手がける。著書に「しくじり動物大集合」「もっとしくじり動物大集合」(永岡書店)、「いきもの寿命ずかん」(東京書籍)、「すごいぜ!! 動物スポーツ選手権」(辰巳出版)など。近作、映画「アース:アメイジング・デイ」、テレビドラマ「僕らは奇跡でできている」(主演・高橋一生)監修。