動物の生態について楽しく学べる2択のどうぶつクイズ。モモンガとトビウオを比較して、「遠く飛べる」のはどちらでしょう。
正解は……トビウオ!
【トビウオのデータ】
・飛距離 100~300m(体長の2000倍)
・空を飛ぶ唯一の魚
・水中で助走して水面に飛び出し、胸ビレで羽ばたいて飛ぶ
・天敵のマグロなどの高速魚から身を守るため進化
【モモンガのデータ】
・飛距離 20~100m(体長の100倍)
・数少ない空を飛べるほ乳類
・といっても実は「飛ぶ」のではなく、飛び降りて滑空している(地面からの離陸はできない)
【ちょこっとトリビア】
トビウオは100mは軽く飛び、風の条件がよければ海上2mの高さで300m飛行可能。なかには高さ10m、飛距離600mに達した記録も。水中の天敵から逃げるため飛べるように進化したトビウオですが、海上では待ち伏せした海鳥に襲われることも……。
監修:新宅広二
1968年生まれ。生態科学研究機構理事長。動物行動学と教育工学を専門にし、大学院修了後に上野動物園、多摩動物公園に勤務。国内外のネイチャー・ドキュメンタリー、動物バラエティー番組の監修を手がけるほか、動物園・水族館などの展示企画・監修を手がける。著書に「しくじり動物大集合」「もっとしくじり動物大集合」(永岡書店)、「いきもの寿命ずかん」(東京書籍)、「すごいぜ!! 動物スポーツ選手権」(辰巳出版)など。近作、映画「アース:アメイジング・デイ」、テレビドラマ「僕らは奇跡でできている」(主演・高橋一生)監修。