ジャージー牛の自然放牧に密着 八丈島

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日テレNEWS24

八丈島の絶景の中に約30頭の牛たちが放牧されている。ここでは、日本では珍しい自然放牧とジャージー牛の飼育を行っている。
広大な土地で牛を管理するのは大変だが、ここにいる牛たちは朝の搾乳時間になるとどこからともなく集まってくる。牛たちは、名前を呼ばれれば自ら搾乳小屋へやってくる。
自然放牧は、土地の確保や地域住民の理解を得ることが難しいため参入のハードルが高いという。しかし、牛舎がないため雨が降れば森へ逃げ込むなど自然体に近い状態で飼育することができる。
ジャージー牛は1回の搾乳量がホルスタインに比べて半分ほどしかないことから敬遠されがちだが、乳脂肪分が高くしっかりとした味が特徴だという。そのため、スイーツを作ることに向いていてここではプリンやチーズなどに加工を行っている。以前は牛乳も販売していたが、利益率の問題などから今は島内のホテルや飲食店にだけ販売。
今後は1年中放牧できる八丈島の特徴をいかしてニワトリやハチミツの生産も目指していきたいということだ。