音楽のバリアフリー 耳で聴かない音楽会

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日テレNEWS24

聴覚障害者のための音楽会があります。どんな音楽会なのか、リハーサルに密着しました。
耳で聴かない音楽会のリハーサルで発見したのは、お客さんが抱える謎のボール。このボールは、耳が聞こえない人のために音楽会に合わせて開発されました。
小型の振動スピーカーが球体内部にあり、音の速さやリズムを振動で感じられます。さらに“オンテナ”という、髪の毛から振動で音を届けるデバイスも導入。
様々な技術研究をしている筑波大学の落合陽一准教授が中心となり、聴覚障害がある人も楽しめる音楽会を目指しています。
「音と光と振動と触覚みたいなものが、結びついた体系としてオーケストラをやるとすごく面白いなと思って」
楽器の音が耳ではなく身体に伝わってくる――そのはじめての経験に、驚きや喜びの表情があふれました。参加者からは、「今回の演奏は手で感じることが出来たので、とてもよかったです。(音楽が)大好き」との声が聞かれました。
誰もが楽しめる音楽会。本番は4月22日に行われます。