緊急時に頼れる!“防災ガール”のミサンガ

視聴回数344,248

※ 視聴回数は1日1回更新されます。
(c) Nippon News Network(NNN)

日テレNEWS24

手首などに巻くファッションアイテム“ミサンガ”を防災グッズにした、新しい発想の商品があります。普段使いもできるというこのミサンガには、どんな使い方があるのでしょうか?
このミサンガの接合部は、助けを呼ぶ笛として使うことができるほか、先端のギザギザ部分をこすり合わせることで、いざというときに火をおこすこともできます。
けがをした時に添え木を固定したり、震災で発生する土砂やがれきなどで足場が悪い被災地でも、荷物を木の枝などにくくりつけて保護することができたりします。洗濯物を干すことも、靴ひもにもなります。
ミサンガは、パラシュートに使われるひもで編まれているため、耐久性と強度に優れています。編み込まれたミサンガをほどき、1本の長いひもにすることで、さまざまな使い方ができます。
コードを切断すると細い糸が出てきます。この糸に火をつければ、コードは火種として使うことができ、長く伸ばして切ればデンタルフロスとしても使うことができます。
このミサンガを作ったのは、“防災ガール”のみなさん。代表の田中さんは、東日本大震災のボランティア経験から防災に対する強い思いがあり、防災ガールを設立しました。
熊本地震の時には、現地への物資支援や炊き出し支援を行い、継続的に被災地の状況をウェブサイトで発信してきました。そして、被災者の意見を取り入れてミサンガが作られたそうです。田中さんはこう話します。
「防災グッズよりも、(身につけている)物の方が使い勝手が良かったと被災された方からアドバイスいただいたので、ファッションアイテムだけど、緊急時にはいろんな使い方ができるものを作りたい」
もしもの時のシェルターや救助の合図、その他、少なくとも12通りの使い道が示されています。