「家に興味ない」月収30万超のネカフェ難民

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日テレNEWS24

新宿のネットカフェに寝泊まりする建設業の男性(44)。去年12月からネットカフェに住み始め、2月には自宅も引き払ったそうです。
男性「新宿なので交通の便が良い。現場が変わるのであれば、現場近くに引っ越す意味がないんですよね」
男性の給与明細を見せてもらうと月収は30万円以上。なぜ、住まいを持たないのでしょうか。
男性「別にそんなに興味がない。なんでそれにこだわるの?って逆に思いますね」
生活インフラが詰まったネットカフェは、ただ暮らすには快適な環境。他にもミュージシャン志望の男性(31)やフリーライターの男性(26)が寝泊まりしていました。
かつて、ネットカフェ難民と呼ばれたのは、仕事を失い、やむを得ずという人が少なくありませんでした。しかし、今は約9割が仕事を持ち、そのうち半分がフルタイムでした。
現在、都内で1日4000人いるというネットカフェ難民ですが、派遣やバイト切り、体調不良など、ふとしたきっかけで路上生活に突入する可能性があります。
東京都は対策として、テレビや布団を用意した6畳ワンルームの部屋に1日500円で3か月まで住める制度を始めています。住民票の取得も可能で、相談員のサポートを受けながら次の家探しができます。しかし、昨年度の利用者は400人弱。TOKYOチャレンジネット・小田所長は――
「いつでも相談に行けると思っていたけれども、実際、大変な状況になった時には、その力がなくなってきてしまう。その前にぜひ相談に来て欲しい」